野見山暁治展
実は気になっていた展示だったものの、見に行くのは迷っていましたが、
ラッキーなことに招待券をいただいたので迷わず見に行きました(^^)。
今回の展示の画集を先に見せてもらっていたのですが、
画集を見た感じでは、さらっと描いてある印象を受けていました。
が、実際は、
さらっとだなんてとんでもない!
ものすごい迫力です。
大胆な筆づかいで画家の気迫が絵からはみだしてくるような、
そして見ているこちらまでも、心の中の奥のものがふつふつと呼び覚まされる ような感覚。
たぶん、絵を見ているときの私の瞳孔は開きっぱなしだったでしょう。
画集を見て、さわやかな風を感じる絵だとも思っていたのですが、
実際に絵を前にしたときに感じた風は台風のような強風でした。
現在91歳の画家の近年作の大きな絵にぐるりと囲まれたときには、
絵の具のシャワーを頭からふっかけられた感じさえしました。
本当に、久しぶりに心揺さぶられる絵を見ました。
まだ見ていない方は是非、見にいかれることをお勧めします。
10月16日(日)まで久留米の石橋美術館で展示されています。
「野見山暁治展」
私は知らなかったんですが、
JR博多駅4Fの 新幹線乗り換え連絡通路で、野見山暁治のステンドグラス作品があります。
故郷の海を描いた「海の向こうから」という作品です。
その原画も展示されています。
絵本や挿絵等も多数手がけられていて、
「 しま」や「ケムクジャーラ」の原画と絵本も展示されていました。
話の発想がぶっとんでいて楽しく、絵も素晴らしい絵本でした。
「しま」は是非買いたかったのですが、石橋美術館では売り切れでした。
この「しま」は糸島市の姫島がモデルだそうです。
この展示会は10月28日からは東京のブリジストン美術館へ巡回するようです。
0コメント