紅葉屏風
臨床美術士のクラヨシです。
小郡市内の高齢者施設で月2回、定期的に臨床美術教室を開催しています。
今月1回目の教室は「紅葉屏風」をしました。
屏風仕立ての華やかな作品です。
私の参考作品。
紅葉を見に行かれたことはありますか?と聞くと、耶馬渓や秋月などが出てきました。
今年の紅葉はどんな感じに色づくのでしょうね。
こちらの皆さんは歌が大好き。毎回制作前に歌を歌っています。この日は「真っ赤な秋」を歌いました。
いつもは元気に歌ってくださる皆さんですが、この歌は知らないと言われます。歌ってみてもやっぱり聞いたことがないと言われます。これは想定外でした!
後で調べたらこの歌は昭和38年のNHKのみんなの歌とのこと。当たり前に知っていると思われる歌でも、80代、90代の皆さんにとっては比較的新しい歌になるのですね。ここは選曲ミスでした…。
ローラーで背景の色を入れた後、クシャクシャに丸めた新聞紙に絵の具をつけて紅葉の色をのせていきます。
いきなり筆できちんと描かないのが臨床美術。独自の工夫したアプローチや手法で誰でも本格的な作品が作れます。
だいぶ紅葉が広がってきましたね。
最後に金粉を散らしたら完成です。
前で金粉の散らし方の説明中。
皆さんの作品。
立派な屏風ができました!
背景の色と幹や枝の描き方で、遠景に見えたり近景に見えたり、印象が違ってきますね。
今回も完成した作品は施設の玄関に飾っていただきます。
来所者に秋を感じてもらえることでしょう。
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